来月よりフランスへ渡り2年ほど仕事することになった。
それに伴いこのブログを一時休止にして、フランス滞在記ということで別のブログを立ち上げた。
興味のある方は覗いてみてください。
2006年08月15日
2006年07月10日
決勝 イタリア−フランス
ついに決勝戦。堅固な守備に1トップという非常に似たチーム同士の戦いになった。
両チームともベストメンバーでスタート。
決勝というだけあって慎重なスタートで、中盤での激しいプレスの応酬かと思われたが、前半6分にイタリアゴール前にロングパスから抜け出たマルーダがマテラッツィにファールを貰いPKに。これをジダンが落ち着いてふわりと浮かせた心憎いキックを決めてフランスが先制。
これにより試合は激しく動き出す。
イタリアは点を取りにいくことになったがトップ下のトッティがフランスの強烈ダブルボランチに完全に押さえられてしまった。そこでピルロを起点にトニ、ザンブロッタ、グロッソなどを使い攻め立てる。ゴール前でのフリーキックやコーナーを取り、セットプレイからの得点を狙うと、19分のコーナーキックをマテラッツィが頭で合わせて同点に。
1−1となったが動き出した試合は止められず激しく攻め合う珍しい展開となった。
フランスはジダンのシンプルなボールタッチでのパスによりイタリアDFの裏をかき、アンリがキープして中央、サイドと切れ込み攻めるが最後のところを許さないのはさすがにカンナバーロ。
前半は1−1で終了。
後半も同様な展開。
フランスはアンリとリベリの突破を頼りにゴール前までは行けるのだがGKブッフォンが立ちふさがり点が取れない。
イタリアは押さえ込まれたトッティに替わりデロッシ、ペロッタに替わりイアキンタを入れ2トップ気味にして攻撃を活性化するも、テュラム、ギャラスの牙城を崩すまでには行かない。このDFはホントに鉄壁。経験に裏付けられたポジショニングは圧巻の一言。
後半終了間際にデルピエロを投入し、90分での決着を狙ったイタリアだがそれも叶わず、ついに1−1で後半終了。延長戦へ。
延長前半はフランスがジダン、リベリ、アンリで攻めるもイタリアの守備を崩せない。疲れの見えたリベリをトレセゲに替え前線の活性化を図る。サニョルからのクロスをジダンがフリーで合わせる決定的なチャンスがあったが、ブッフォンに弾かれ逃してしまう。
延長後半が始まるとフランスは怪我のアンリに替えビルトールを入れ、決着を付けにかかる。が、ここでジダンがマテラッツィに何かを言われ激昂してしまい、ヘッドバットを炸裂させてしまう。これによりジダンは一発退場。現役最後の試合を退場で締めくくってしまった。
苦しくなったフランスは攻め手に欠き、イタリアの攻撃を防ぐことを最優先することになってしまう。
イタリアは疲れの為か最後の一本が出せなくて延長終了。勝負はPK戦へ。
PKではフランスの2番手トレセゲがバーに当ててしまい失敗。他の選手は順当に決めて、イタリア5番手グロッソが決めてイタリアの優勝が決定した。
この試合はあえて言うならマテラッツィショーだった。PKのファウル、同点ヘッド、ジダンへの挑発。マテラッツィを中心に試合が進んだ。イタリアが優勝したのもマテラッツィの陰の努力によるものだろう。ブーイングも人一倍浴びたのもマテラッツィだ。
イタリアは伝統の堅守により失点を抑え、前線へはカウンターとセットプレイ、個人技で点をもぎ取ってきた。フランスも似たようなチームであることを見ると今のサッカーにおける守備の重要性が良くわかる。もちろん点を取らなければ勝てないわけでそのために強力なトップとパスの供給できるパサーが必要だろう。その二つを兼ね備えていたのがイタリアとフランスだろう。
最終的にはイタリアの勝利となったが、PK戦ということはこの両チームには差は無いと言えるだろう。
開始早々の得点により非常にエキサイティングな試合となり、見てるほうとしては面白く満足できた試合だった。
最後に退場になってしまったジダンには数々の素晴らしいプレーを見せてくれありがとうと言いたい。
そしてイタリア、優勝おめでとう。
result
イタリア 1 – 1 フランス
PK 5 –43
両チームともベストメンバーでスタート。
決勝というだけあって慎重なスタートで、中盤での激しいプレスの応酬かと思われたが、前半6分にイタリアゴール前にロングパスから抜け出たマルーダがマテラッツィにファールを貰いPKに。これをジダンが落ち着いてふわりと浮かせた心憎いキックを決めてフランスが先制。
これにより試合は激しく動き出す。
イタリアは点を取りにいくことになったがトップ下のトッティがフランスの強烈ダブルボランチに完全に押さえられてしまった。そこでピルロを起点にトニ、ザンブロッタ、グロッソなどを使い攻め立てる。ゴール前でのフリーキックやコーナーを取り、セットプレイからの得点を狙うと、19分のコーナーキックをマテラッツィが頭で合わせて同点に。
1−1となったが動き出した試合は止められず激しく攻め合う珍しい展開となった。
フランスはジダンのシンプルなボールタッチでのパスによりイタリアDFの裏をかき、アンリがキープして中央、サイドと切れ込み攻めるが最後のところを許さないのはさすがにカンナバーロ。
前半は1−1で終了。
後半も同様な展開。
フランスはアンリとリベリの突破を頼りにゴール前までは行けるのだがGKブッフォンが立ちふさがり点が取れない。
イタリアは押さえ込まれたトッティに替わりデロッシ、ペロッタに替わりイアキンタを入れ2トップ気味にして攻撃を活性化するも、テュラム、ギャラスの牙城を崩すまでには行かない。このDFはホントに鉄壁。経験に裏付けられたポジショニングは圧巻の一言。
後半終了間際にデルピエロを投入し、90分での決着を狙ったイタリアだがそれも叶わず、ついに1−1で後半終了。延長戦へ。
延長前半はフランスがジダン、リベリ、アンリで攻めるもイタリアの守備を崩せない。疲れの見えたリベリをトレセゲに替え前線の活性化を図る。サニョルからのクロスをジダンがフリーで合わせる決定的なチャンスがあったが、ブッフォンに弾かれ逃してしまう。
延長後半が始まるとフランスは怪我のアンリに替えビルトールを入れ、決着を付けにかかる。が、ここでジダンがマテラッツィに何かを言われ激昂してしまい、ヘッドバットを炸裂させてしまう。これによりジダンは一発退場。現役最後の試合を退場で締めくくってしまった。
苦しくなったフランスは攻め手に欠き、イタリアの攻撃を防ぐことを最優先することになってしまう。
イタリアは疲れの為か最後の一本が出せなくて延長終了。勝負はPK戦へ。
PKではフランスの2番手トレセゲがバーに当ててしまい失敗。他の選手は順当に決めて、イタリア5番手グロッソが決めてイタリアの優勝が決定した。
この試合はあえて言うならマテラッツィショーだった。PKのファウル、同点ヘッド、ジダンへの挑発。マテラッツィを中心に試合が進んだ。イタリアが優勝したのもマテラッツィの陰の努力によるものだろう。ブーイングも人一倍浴びたのもマテラッツィだ。
イタリアは伝統の堅守により失点を抑え、前線へはカウンターとセットプレイ、個人技で点をもぎ取ってきた。フランスも似たようなチームであることを見ると今のサッカーにおける守備の重要性が良くわかる。もちろん点を取らなければ勝てないわけでそのために強力なトップとパスの供給できるパサーが必要だろう。その二つを兼ね備えていたのがイタリアとフランスだろう。
最終的にはイタリアの勝利となったが、PK戦ということはこの両チームには差は無いと言えるだろう。
開始早々の得点により非常にエキサイティングな試合となり、見てるほうとしては面白く満足できた試合だった。
最後に退場になってしまったジダンには数々の素晴らしいプレーを見せてくれありがとうと言いたい。
そしてイタリア、優勝おめでとう。
result
イタリア 1 – 1 フランス
PK 5 –
2006年07月09日
3位決定戦 ドイツ−ポルトガル
残すところ2試合となったワールドカップ。そのうちのひとつである3位決定戦。
ドイツは負傷のバラックを登録から外し、ポルトガルはフィーゴが控えに回った。
これまでの試合とは違い、中盤でのプレスは比較的緩やかに始まったこの試合、3位決定戦であることを感じさせる立ち上がり。
中盤が割りとフリーであるためポルトガルはデコを起点に、ドイツはサイドのシュバインシュタイガー、シュナイダーを使って攻撃を展開する。
ドイツはクローゼがドリブルで持ち込むなどのチャンスを作るも最後はDFに阻まれて得点にならず。
ポルトガルは準決勝は何だったと思わせるほどデコの出来が良く、そこからシモン、C・ロナウド、パウレタへと良いパスが出るのだが、DFとこの試合スタメンのカーンに阻まれゴールを割ることができない。
前半はお互いに攻め合うも、フィニッシュでDFに阻まれるという展開で終了。
後半も立ち上がりは似たような展開になったが、ドイツのシュバインシュタイガーがプレスがゆるいのを好いことにペナルティエリア前をサイドから中に切れ込み、強烈なミドルをポルトガルゴールに突き刺した。この大会では印象的なミドルが多かったが、それらに勝るとも劣らない素晴らしいミドル。回転の無いボールは変化しリカルドをすり抜けた。
これで点を取りにいくことになったポルトガル。前がかりになったところを狙われ、ゴール前のサイドでファールを与えてしまう。これを蹴ったのがまたしてもシュバインシュタイガー。ゴール前に低くて早いクロスを入れるとDFのペティートの足に当たり二点目となってしまった。ポルトガルにとっては痛すぎる失点となった。
ポルトガルは点を取るためにヌノ・ゴメスを投入しパウレタとの2トップにするがドイツの戻りが早く、中盤で遅れさせられてしまい、DFのそろった状態のドイツを攻めあぐねてしまう。そこで、パウレタに換えフィーゴを入れ右サイドからの崩しを狙ったが、その直後にまたしてもシュバインシュタイガーが1点目と同じシュチュエーションで今度はサイドネットに突き刺し3−0とした。
せめて一矢でも報いたいポルトガルはフィーゴを起点に攻め立て、ついに右サイドからのフィーゴのクロスがピンポイントでヌノ・ゴメスの頭に合い1点を返す。しかし、既に時間は無く、試合は終了。ドイツの3位が決定した。
この試合はなんと言ってもシュバインシュタイガーだろう。彼のための試合といってもいいぐらいに見せ付けてくれた。強烈なミドルはこれからのドイツを背負っていくだろうことを予感させるには十分なインパクトがあった。まだ、21歳。ポドルスキーとともに次代のドイツ代表は確実に成長していることを知らしめた。
ポルトガルはひとつの時代が終わった。フィーゴを中心とした黄金世代といわれた世代はこれを機に代表を去るだろう。EURO2004準優勝、2006ワールドカップ4位。頂点に立つことはできなかったが十分に誇れる結果だと思う。この大会で活躍した選手多くは30代。今後はC・ロナウドを中心にチームが作られるだろう。デコが29歳だから次は厳しいかもしれない。デコがいなくても戦える、もしくはデコの替わりに中盤でパスを裁ける選手が欲しいところ。EURO2008ではどういったメンバーになるか楽しみだ。
result
ドイツ 3 – 1 ポルトガル
残すは決勝のみ。どちらが勝ってもおかしくないと思える程実力は伯仲している。
素晴らしい試合になることを期待している。
ドイツは負傷のバラックを登録から外し、ポルトガルはフィーゴが控えに回った。
これまでの試合とは違い、中盤でのプレスは比較的緩やかに始まったこの試合、3位決定戦であることを感じさせる立ち上がり。
中盤が割りとフリーであるためポルトガルはデコを起点に、ドイツはサイドのシュバインシュタイガー、シュナイダーを使って攻撃を展開する。
ドイツはクローゼがドリブルで持ち込むなどのチャンスを作るも最後はDFに阻まれて得点にならず。
ポルトガルは準決勝は何だったと思わせるほどデコの出来が良く、そこからシモン、C・ロナウド、パウレタへと良いパスが出るのだが、DFとこの試合スタメンのカーンに阻まれゴールを割ることができない。
前半はお互いに攻め合うも、フィニッシュでDFに阻まれるという展開で終了。
後半も立ち上がりは似たような展開になったが、ドイツのシュバインシュタイガーがプレスがゆるいのを好いことにペナルティエリア前をサイドから中に切れ込み、強烈なミドルをポルトガルゴールに突き刺した。この大会では印象的なミドルが多かったが、それらに勝るとも劣らない素晴らしいミドル。回転の無いボールは変化しリカルドをすり抜けた。
これで点を取りにいくことになったポルトガル。前がかりになったところを狙われ、ゴール前のサイドでファールを与えてしまう。これを蹴ったのがまたしてもシュバインシュタイガー。ゴール前に低くて早いクロスを入れるとDFのペティートの足に当たり二点目となってしまった。ポルトガルにとっては痛すぎる失点となった。
ポルトガルは点を取るためにヌノ・ゴメスを投入しパウレタとの2トップにするがドイツの戻りが早く、中盤で遅れさせられてしまい、DFのそろった状態のドイツを攻めあぐねてしまう。そこで、パウレタに換えフィーゴを入れ右サイドからの崩しを狙ったが、その直後にまたしてもシュバインシュタイガーが1点目と同じシュチュエーションで今度はサイドネットに突き刺し3−0とした。
せめて一矢でも報いたいポルトガルはフィーゴを起点に攻め立て、ついに右サイドからのフィーゴのクロスがピンポイントでヌノ・ゴメスの頭に合い1点を返す。しかし、既に時間は無く、試合は終了。ドイツの3位が決定した。
この試合はなんと言ってもシュバインシュタイガーだろう。彼のための試合といってもいいぐらいに見せ付けてくれた。強烈なミドルはこれからのドイツを背負っていくだろうことを予感させるには十分なインパクトがあった。まだ、21歳。ポドルスキーとともに次代のドイツ代表は確実に成長していることを知らしめた。
ポルトガルはひとつの時代が終わった。フィーゴを中心とした黄金世代といわれた世代はこれを機に代表を去るだろう。EURO2004準優勝、2006ワールドカップ4位。頂点に立つことはできなかったが十分に誇れる結果だと思う。この大会で活躍した選手多くは30代。今後はC・ロナウドを中心にチームが作られるだろう。デコが29歳だから次は厳しいかもしれない。デコがいなくても戦える、もしくはデコの替わりに中盤でパスを裁ける選手が欲しいところ。EURO2008ではどういったメンバーになるか楽しみだ。
result
ドイツ 3 – 1 ポルトガル
残すは決勝のみ。どちらが勝ってもおかしくないと思える程実力は伯仲している。
素晴らしい試合になることを期待している。
2006年07月06日
準決勝 フランス−ポルトガル
フランスはいつものメンバー。ポルトガルはデコが復帰、中盤で核となることが期待される。
両チームともに1トップで中盤からの攻撃参加が鍵となる。そう考えると両サイドにドリブラーをおくポルトガルのほうがやや有利か。
試合はお決まりのように中盤の激しいプレスの掛け合いとなるが、フランスはボランチのマケレレとヴィエラがデコをしっかりとチェックするが、ポルトガルはジダンに対するチェックが少々甘め。
ポルトガルは中盤に下がってきたC・ロナウドがドリブル突破を仕掛けるがフランスのDFは必ず二人以上がついて中への突破を許さない。それで、ロナウドは相手を引きつけながら、中にパスを送るもフィニッシュが決められない。逆サイドではフィーゴが同様の状況になり、クロスをあげるもパウレタとの呼吸が合わない。なんと言ってもデコが抑えられている上に調子もよくないようで中盤での配球がいまいちかみ合わない。
フランスはジダンを経由したパス回しで攻めるも、トップがアンリのみでいつもながら迫力に欠ける。リベリがサイドから持ち上がるも中がアンリのみと、お互いに1トップでの攻撃の難しさを露呈していた。
そんな中、ゴール前でアンリがキープしそのまま切れ込むと、対応したヌーノ・バレンティノが切り返しについていけずスリップしたところでアンリの足を蹴ってしまいPKに。これをジダンが落ち着いて決め(GKリカルドは読んでいた!)、先制。
前半は1−0で終了。
後半はフランスが引き気味でカウンター狙い、ポルトガルはしゃにむに攻めるという展開に。
ポルトガルはデコ、パウレタが完全に押さえられてしまい、中盤からパスがでない、前線でボールが収まらないという苦しい状況に。そこで、パウレタに換えシモンを投入。続いてポスティーガを入れてトップをC・ロナウドとシモンにといったフォーメーションに換えて攻め続ける。しかし、フィニッシュの精度を欠いてしまう。C・ロナウドのフリーキックをバルデスがハンブルし、そこをフィーゴがヘッドで詰めるという決定的な場面があったのだがゴール上にはずしてしまう。
終盤ロスタイムのコーナーキックではGKリカルドも上がり総攻撃をかけるがフランスがこれを防ぎきり、ついにタイムアップ
フランスの決勝進出が決まった。
この試合はなんと言ってもフランスの守備だろう。ボランチのマケレレ、ヴィエラによるデコのチェック、テュラム、ギャラスによるパウレタの封じ込め、C・ロナウドには二人以上で対応とこれでもかという感じでポルトガルの攻撃を抑えきった。
ポルトガルはデコがまったく機能しなかったのが一番大きいだろう。中盤からのチャンスメイクが乏しく、サイドへと流れてしまい、クロスを跳ね返されるという展開になってしまった。
個人的にはポルトガルに勝って欲しかったのだが、残念な結果になってしまった。だが、まだ3位決定戦でのドイツ戦が残っている。フィーゴの有終の美に期待しよう。
決勝戦はイタリア−フランスというカードとなった。どちらも守備を重視したチームだ。攻撃ではイタリアのほうが厚みがあるだろう。お互いの厚い壁をどのように崩すのか、そこが見所になるだろう。
Result
フランス 1 – 0 ポルトガル
両チームともに1トップで中盤からの攻撃参加が鍵となる。そう考えると両サイドにドリブラーをおくポルトガルのほうがやや有利か。
試合はお決まりのように中盤の激しいプレスの掛け合いとなるが、フランスはボランチのマケレレとヴィエラがデコをしっかりとチェックするが、ポルトガルはジダンに対するチェックが少々甘め。
ポルトガルは中盤に下がってきたC・ロナウドがドリブル突破を仕掛けるがフランスのDFは必ず二人以上がついて中への突破を許さない。それで、ロナウドは相手を引きつけながら、中にパスを送るもフィニッシュが決められない。逆サイドではフィーゴが同様の状況になり、クロスをあげるもパウレタとの呼吸が合わない。なんと言ってもデコが抑えられている上に調子もよくないようで中盤での配球がいまいちかみ合わない。
フランスはジダンを経由したパス回しで攻めるも、トップがアンリのみでいつもながら迫力に欠ける。リベリがサイドから持ち上がるも中がアンリのみと、お互いに1トップでの攻撃の難しさを露呈していた。
そんな中、ゴール前でアンリがキープしそのまま切れ込むと、対応したヌーノ・バレンティノが切り返しについていけずスリップしたところでアンリの足を蹴ってしまいPKに。これをジダンが落ち着いて決め(GKリカルドは読んでいた!)、先制。
前半は1−0で終了。
後半はフランスが引き気味でカウンター狙い、ポルトガルはしゃにむに攻めるという展開に。
ポルトガルはデコ、パウレタが完全に押さえられてしまい、中盤からパスがでない、前線でボールが収まらないという苦しい状況に。そこで、パウレタに換えシモンを投入。続いてポスティーガを入れてトップをC・ロナウドとシモンにといったフォーメーションに換えて攻め続ける。しかし、フィニッシュの精度を欠いてしまう。C・ロナウドのフリーキックをバルデスがハンブルし、そこをフィーゴがヘッドで詰めるという決定的な場面があったのだがゴール上にはずしてしまう。
終盤ロスタイムのコーナーキックではGKリカルドも上がり総攻撃をかけるがフランスがこれを防ぎきり、ついにタイムアップ
フランスの決勝進出が決まった。
この試合はなんと言ってもフランスの守備だろう。ボランチのマケレレ、ヴィエラによるデコのチェック、テュラム、ギャラスによるパウレタの封じ込め、C・ロナウドには二人以上で対応とこれでもかという感じでポルトガルの攻撃を抑えきった。
ポルトガルはデコがまったく機能しなかったのが一番大きいだろう。中盤からのチャンスメイクが乏しく、サイドへと流れてしまい、クロスを跳ね返されるという展開になってしまった。
個人的にはポルトガルに勝って欲しかったのだが、残念な結果になってしまった。だが、まだ3位決定戦でのドイツ戦が残っている。フィーゴの有終の美に期待しよう。
決勝戦はイタリア−フランスというカードとなった。どちらも守備を重視したチームだ。攻撃ではイタリアのほうが厚みがあるだろう。お互いの厚い壁をどのように崩すのか、そこが見所になるだろう。
Result
フランス 1 – 0 ポルトガル
2006年07月05日
準決勝 ドイツ−イタリア
いつものように戦評を書こうと思ったが、残念なことに延長戦を見ることが出来なかったため、簡単に。
いつも午前4時からの試合は録画しておいて朝一で見ることにしている。この試合はNHKの放送だったが、延長戦からはNHK教育での放送になってしまい、対応できず…さあ、これからという所で終了した。(緊急ニュースのためだと思われる)
orz
ドイツはフリンクスがアルゼンチン戦での暴力行為で出場停止、シュバインシュタイガーを疲れのためはずし、ケールとボロウスキを入れた布陣。
イタリアはトニの1トップに1.5列目にトッティといった布陣。中盤を厚くしてプレスをかける意図があったのだろう。
試合開始と共にお互いが中盤で激しいプレスをかけあい、ボールを前に運ぶことが出来ない。イタリアは1トップなのでボールの出しどころが限られているがカウンター気味に縦に早い展開を狙っていたが、トニが完全に抑えられてチャンスが作り出せない。
ドイツは左右のサイドを使いながらゴール前までは行くのだが、最後の所はイタリアの素晴らしいDFに抑えられこちらもチャンスが少ない。イタリアのDFはカテナチオを標榜するだけあり1対1には抜群の強さを発揮し、パスに対してもきちっと人についていたのは流石だ。フランスーブラジル戦でも思ったがこのレベルでは1対1での守備の強さは非常に強く、また、そうでなければここまで残れないと痛感した。
前半はこのまま終了。
後半も最初は同様の展開になったが、中盤に疲れが見え始め徐々にスペースが空き始める。ドイツとしてはバラックを経由した攻撃が出来るようになるが、ゴール前は固められているためどうしてもゴールが奪えない。
右サイドにオドンコル、左サイドにシュバインシュタイガーを投入するも、クロスまではいけるのだがフィニッシュはやらせないイタリアDFを突破できない。
イタリアは抑えられてしまったトニに換えてジラルディーノを入れるが、中盤のバランスのため1トップを固持し、攻撃の起点を作り出せない。
疲れのために前半と異なり決定的なチャンスをお互いに何度か作るもゴールまで至らず、後半も終了。
若干ドイツが押し気味だったので延長はドイツが攻めまくるのか?と思ったのだが…
見れなかったです。
ということでここまで今日は終わり。
フランスーポルトガルはテレ東系列だから何があっても最後までやるでしょう。
今回のようなことは起きないと信じてます。
いつも午前4時からの試合は録画しておいて朝一で見ることにしている。この試合はNHKの放送だったが、延長戦からはNHK教育での放送になってしまい、対応できず…さあ、これからという所で終了した。(緊急ニュースのためだと思われる)
orz
ドイツはフリンクスがアルゼンチン戦での暴力行為で出場停止、シュバインシュタイガーを疲れのためはずし、ケールとボロウスキを入れた布陣。
イタリアはトニの1トップに1.5列目にトッティといった布陣。中盤を厚くしてプレスをかける意図があったのだろう。
試合開始と共にお互いが中盤で激しいプレスをかけあい、ボールを前に運ぶことが出来ない。イタリアは1トップなのでボールの出しどころが限られているがカウンター気味に縦に早い展開を狙っていたが、トニが完全に抑えられてチャンスが作り出せない。
ドイツは左右のサイドを使いながらゴール前までは行くのだが、最後の所はイタリアの素晴らしいDFに抑えられこちらもチャンスが少ない。イタリアのDFはカテナチオを標榜するだけあり1対1には抜群の強さを発揮し、パスに対してもきちっと人についていたのは流石だ。フランスーブラジル戦でも思ったがこのレベルでは1対1での守備の強さは非常に強く、また、そうでなければここまで残れないと痛感した。
前半はこのまま終了。
後半も最初は同様の展開になったが、中盤に疲れが見え始め徐々にスペースが空き始める。ドイツとしてはバラックを経由した攻撃が出来るようになるが、ゴール前は固められているためどうしてもゴールが奪えない。
右サイドにオドンコル、左サイドにシュバインシュタイガーを投入するも、クロスまではいけるのだがフィニッシュはやらせないイタリアDFを突破できない。
イタリアは抑えられてしまったトニに換えてジラルディーノを入れるが、中盤のバランスのため1トップを固持し、攻撃の起点を作り出せない。
疲れのために前半と異なり決定的なチャンスをお互いに何度か作るもゴールまで至らず、後半も終了。
若干ドイツが押し気味だったので延長はドイツが攻めまくるのか?と思ったのだが…
見れなかったです。
ということでここまで今日は終わり。
フランスーポルトガルはテレ東系列だから何があっても最後までやるでしょう。
今回のようなことは起きないと信じてます。
2006年07月02日
準々決勝 ブラジル−フランス
98年の決勝と同じ組み合わせとなったこの試合。98年は3−0でフランスが勝利しているが今回はどうなるか。調子の上がってこないブラジルと徐々に輝きを取り戻しつつあるフランスの注目の試合。
ブラジルはロナウドとロナウジーニョをトップに置き、中盤にはジュニーノ・ベルナンブカーノを入れた布陣に変更。
対するフランスはアンリの1トップと、いつものメンバー。
昨日の試合と同様に中盤でのプレスの掛け合いで始まったこの試合、中盤ではジダンが時折華麗なボールコントロールを見せるが前線にはアンリしかいないためパスの出しどころに選択肢が少ない。縦パスはオフサイドに引っかかるため、サイドに流しながら攻めるも、中に飛び込む人が少ない(ジダンが行くべきだが運動量が少ないため厳しい)ので、なかなかチャンスが作れない。
ブラジルはロナウジーニョを前に置き、一発決めて欲しいのだろうが、中盤からロナウジーニョへのパスはマークされているため通らず、ロナウドは相変わらず動かないため、こちらも攻め手を欠いてしまう。また、フランスのDFは流石にレベルが高く、1対1ではこれまでのようにいかないの為、さらに手詰まりになってしまった。
前半は膠着して終了。
後半もこの調子だとスコアレスで延長、PKかと思われたが、フランスが左サイドでフリーキックを得、ジダンの蹴ったボールがファーにいたアンリにぴたりと合い。ボレーで押し込み先制。この時、ブラジルの集中力が切れたのか、飛び込むアンリには誰も付いておらず、完全フリーだった。そこをきっちり決めたのは流石にアンリ。
点を取らなくなったブラジルはトップで機能していないロナウジーニョを中盤に戻し、アドリアーノを投入し”カルテット マジコ”を復活させる。皮肉なことに、ロナウジーニョを中盤に下げたほうがボールに触れる回数が増え、そこからのパスが効果的に使われるようになった。
しかし、フランスもDFを中央に寄せ、ゴール前はきちっと押さえ、バイタルエリアでもチェックを怠らず、ファールも可能な限り避けるという素晴らしい守備を展開し、カウンターを狙う
ブラジルはカフーに換えシシーニョ、カカに換えロビーニョを投入し、右サイドを使いながらロビーニョには1.5列目で自由にやらせるという超攻撃型に移行する。フランスも疲れの見えたリベリー、アンリ、マルーダをゴブー、ビルトール、サハへと次々と換え、前線からのプレスとカウンター要因を作り、迎え撃つ。
フランスの守備は一人一人のレベルが非常に早く、中盤でもマケレレらがきちっと寄せてブラジルの猛攻を防ぎきってしまった。あれほどのタレントを要したブラジルを完封し、見事準決勝への進出を果たした。
ブラジルはロナウド、アドリアーノの2トップがあまり動かず、スペースでのボールを要求しないため、ロナウジーニョのパスを活かす事が出来なかった。それを打破しようとしたのがこの試合の布陣だったのだが、逆にロナウジーニョがボールに触れる機会を奪ってしまう結果になってしまった。ロナウジーニョからの決定的なパスを見ることができないままに終わってしまったのは残念だ。トップにロビーニョを使ってみたらもっと活かす事が出来たかもしれない。ロナウドは動かない(動けない)と言われながらもゴールを決めてきたことが、逆にこの試合ではロナウドを換えることが出来ず、ロナウジーニョもろとも沈んでしまった結果になった。チーム全体の調子自体も完璧ではなかったことも悔やまれる。非常に残念な結果となった。
フランスはジダン運動量は確実に減っているが時折見せるその輝きにはまぶしいものがあるのは見ていて良く分かった。動けないジダンを活かす為に運動量の多いリベリー、マルーダを左右に配置してサポートしているのは理にかなっている。しかし、トップがアンリだけなのは攻撃において選択肢が少なくなり、出しどころという面でも不利なのは当然ある。2トップにすればジダンの一瞬の輝きをより効率的に活かす事ができると思うのだが、その為には守備の中から一人減らさなければならず、バランスというものを考えた場合に非常に難しいだろう。ドメネク攻撃よりも安定した守備を選んだわけで、守備的過ぎると批判されるのも納得だ。この試合では、その戦術で見事ブラジルを抑え、セットプレイから点を取ったのは監督してはしてやったりというとこだろう。見事な試合だったのは間違いない。
フランスは次はポルトガルとの試合となった。デコの戻ったポルトガルは強敵であるがドリブルを多用するスタイルは1対1に強いフランスには向いているのかもしれない。フランスがいかに点を取るかというのが注目点になるだろう。
result
ブラジル 0 – 1 フランス
ブラジルはロナウドとロナウジーニョをトップに置き、中盤にはジュニーノ・ベルナンブカーノを入れた布陣に変更。
対するフランスはアンリの1トップと、いつものメンバー。
昨日の試合と同様に中盤でのプレスの掛け合いで始まったこの試合、中盤ではジダンが時折華麗なボールコントロールを見せるが前線にはアンリしかいないためパスの出しどころに選択肢が少ない。縦パスはオフサイドに引っかかるため、サイドに流しながら攻めるも、中に飛び込む人が少ない(ジダンが行くべきだが運動量が少ないため厳しい)ので、なかなかチャンスが作れない。
ブラジルはロナウジーニョを前に置き、一発決めて欲しいのだろうが、中盤からロナウジーニョへのパスはマークされているため通らず、ロナウドは相変わらず動かないため、こちらも攻め手を欠いてしまう。また、フランスのDFは流石にレベルが高く、1対1ではこれまでのようにいかないの為、さらに手詰まりになってしまった。
前半は膠着して終了。
後半もこの調子だとスコアレスで延長、PKかと思われたが、フランスが左サイドでフリーキックを得、ジダンの蹴ったボールがファーにいたアンリにぴたりと合い。ボレーで押し込み先制。この時、ブラジルの集中力が切れたのか、飛び込むアンリには誰も付いておらず、完全フリーだった。そこをきっちり決めたのは流石にアンリ。
点を取らなくなったブラジルはトップで機能していないロナウジーニョを中盤に戻し、アドリアーノを投入し”カルテット マジコ”を復活させる。皮肉なことに、ロナウジーニョを中盤に下げたほうがボールに触れる回数が増え、そこからのパスが効果的に使われるようになった。
しかし、フランスもDFを中央に寄せ、ゴール前はきちっと押さえ、バイタルエリアでもチェックを怠らず、ファールも可能な限り避けるという素晴らしい守備を展開し、カウンターを狙う
ブラジルはカフーに換えシシーニョ、カカに換えロビーニョを投入し、右サイドを使いながらロビーニョには1.5列目で自由にやらせるという超攻撃型に移行する。フランスも疲れの見えたリベリー、アンリ、マルーダをゴブー、ビルトール、サハへと次々と換え、前線からのプレスとカウンター要因を作り、迎え撃つ。
フランスの守備は一人一人のレベルが非常に早く、中盤でもマケレレらがきちっと寄せてブラジルの猛攻を防ぎきってしまった。あれほどのタレントを要したブラジルを完封し、見事準決勝への進出を果たした。
ブラジルはロナウド、アドリアーノの2トップがあまり動かず、スペースでのボールを要求しないため、ロナウジーニョのパスを活かす事が出来なかった。それを打破しようとしたのがこの試合の布陣だったのだが、逆にロナウジーニョがボールに触れる機会を奪ってしまう結果になってしまった。ロナウジーニョからの決定的なパスを見ることができないままに終わってしまったのは残念だ。トップにロビーニョを使ってみたらもっと活かす事が出来たかもしれない。ロナウドは動かない(動けない)と言われながらもゴールを決めてきたことが、逆にこの試合ではロナウドを換えることが出来ず、ロナウジーニョもろとも沈んでしまった結果になった。チーム全体の調子自体も完璧ではなかったことも悔やまれる。非常に残念な結果となった。
フランスはジダン運動量は確実に減っているが時折見せるその輝きにはまぶしいものがあるのは見ていて良く分かった。動けないジダンを活かす為に運動量の多いリベリー、マルーダを左右に配置してサポートしているのは理にかなっている。しかし、トップがアンリだけなのは攻撃において選択肢が少なくなり、出しどころという面でも不利なのは当然ある。2トップにすればジダンの一瞬の輝きをより効率的に活かす事ができると思うのだが、その為には守備の中から一人減らさなければならず、バランスというものを考えた場合に非常に難しいだろう。ドメネク攻撃よりも安定した守備を選んだわけで、守備的過ぎると批判されるのも納得だ。この試合では、その戦術で見事ブラジルを抑え、セットプレイから点を取ったのは監督してはしてやったりというとこだろう。見事な試合だったのは間違いない。
フランスは次はポルトガルとの試合となった。デコの戻ったポルトガルは強敵であるがドリブルを多用するスタイルは1対1に強いフランスには向いているのかもしれない。フランスがいかに点を取るかというのが注目点になるだろう。
result
ブラジル 0 – 1 フランス
2006年07月01日
準々決勝 ドイツ−アルゼンチン
準々決勝屈指の好カードがいきなり登場。共に攻撃をモットーとするチーム。殴り合いになるかと思われた。
いざ始まってみると、お互いに中盤高めの位置での激しいプレスの応酬で、ボールを上手くつなぐことが出来ない。
ドイツはバラックをボランチに置き、プレスのかかり難い位置でプレーさせるも前線との距離がありすぎ上手く行かず、アルゼンチンはリケルメが完全にマークされ苦しい展開。お互いがその長所をつぶしにかかる内容となった。唯一、バラックが前線に飛び出したシーンのみがチャンスという恐ろしい内容で前半は終了。
アルゼンチンは後半からスイス戦のようにアイマールを入れ、起点を二つに増やすといった手を打ってくるかと思われたが、両リームとも交代無しで後半開始。
後半も前半同様の展開になるかと思われたが、開始早々のアルゼンチンのコーナーキックでアジャラがクローゼに寄せられながらもヘッドで決めてついに先制した。
この一点で、試合は大きく動き始める。
点を取らなくてはならないドイツは右サイドにサイドアタッカーであるオドンコーを入れ、右サイドを起点に攻撃を開始する。アルゼンチンは何とかしのぎながらカウンターを狙うという展開に。
後半30分頃にアルゼンチンは守備を意識しすぎたのか、なんとリケルメを下げカンビアッソを投入。守りきって終わらせたかったのだろう。さらに、クレスポも下げクルスを入れ前線はクルスに任せて後は守備にという狙いに。アルゼンチンらしからぬ消極的な交代を見せた。
ドイツはボロウスキを投入し1.5列目からの攻撃を狙う。するとバラックがフリーになりやすくなり、そのバラックからのクロスをボロウスキがヘッドで折り返し、クローゼが頭で押し込みついに同点。これは綺麗なゴールだった。日本―ブラジルでブラジルが一点目を決めたゴールと同じ展開で美しい。
同点とされたアルゼンチンはここにきて消極的な交代が裏目に出る。リケルメ、クレスポが居ないため、攻撃の起点がなくなってしまい、苦しい展開。ドイツはノイヴィルを入れ、勝利に向かうも決めきれない。結局このまま1−1で後半終了、延長戦へ。
延長戦では、アルゼンチンはカンビアッソをトップ下に置き、テベス、ロドリゲスを左右から走らせ果敢に攻める。
ドイツはバラックが負傷?のためか足を引きずっていたが交代できず、攻撃に厚みがでない。アルゼンチンに押し込まれるが最後まで集中していた。
アルゼンチンはここで、メッシ、サビオラなどを投入できていたらこの試合を決めることができただろう。後半でGKの負傷交代で交代枠が減ってしまったことが本当に悔やまれる。
結局、延長戦では決めきれず、PK戦へともつれ込んだ。
ドイツは4人が落ち着いて決めるも、アルゼンチンは二人目のアジャラがレーマンに読まれ失敗、四人目のカンビアッソもレーマンに阻まれドイツの勝利が決まった。
強豪同士の素晴らしい試合となった。特に一点先制されてからのドイツの采配を含めた攻撃は見ていて気持ちの良いものだった。
アルゼンチンはこれまで守りきって逃げ切るというスタイルではなかったのに、この試合では消極的な采配に終始してしまい、追いつかれてからが苦しくなってしまった。攻撃には豊富なタレントがそろっているだけに、それらを使うことなくPKで敗れ去ってしまったのは残念としか言い様が無い。ペケルマンをもってしてもW杯のプレッシャー、雰囲気に飲まれてしまったのだろうか?
ドイツは地の利があるだけでなく、一戦ごとにチームとして纏まっているように思える。クリンスマンの采配も理にかなったもので、意図がわかりやすく、経験の少ないとはいえ、どこぞ素人監督とは大違いだ。バラックの状態は心配だが、この勢いがあれば優勝もあるかもしれない。
result
ドイツ 1 – 1 アルゼンチン
PK 4 – 2
いざ始まってみると、お互いに中盤高めの位置での激しいプレスの応酬で、ボールを上手くつなぐことが出来ない。
ドイツはバラックをボランチに置き、プレスのかかり難い位置でプレーさせるも前線との距離がありすぎ上手く行かず、アルゼンチンはリケルメが完全にマークされ苦しい展開。お互いがその長所をつぶしにかかる内容となった。唯一、バラックが前線に飛び出したシーンのみがチャンスという恐ろしい内容で前半は終了。
アルゼンチンは後半からスイス戦のようにアイマールを入れ、起点を二つに増やすといった手を打ってくるかと思われたが、両リームとも交代無しで後半開始。
後半も前半同様の展開になるかと思われたが、開始早々のアルゼンチンのコーナーキックでアジャラがクローゼに寄せられながらもヘッドで決めてついに先制した。
この一点で、試合は大きく動き始める。
点を取らなくてはならないドイツは右サイドにサイドアタッカーであるオドンコーを入れ、右サイドを起点に攻撃を開始する。アルゼンチンは何とかしのぎながらカウンターを狙うという展開に。
後半30分頃にアルゼンチンは守備を意識しすぎたのか、なんとリケルメを下げカンビアッソを投入。守りきって終わらせたかったのだろう。さらに、クレスポも下げクルスを入れ前線はクルスに任せて後は守備にという狙いに。アルゼンチンらしからぬ消極的な交代を見せた。
ドイツはボロウスキを投入し1.5列目からの攻撃を狙う。するとバラックがフリーになりやすくなり、そのバラックからのクロスをボロウスキがヘッドで折り返し、クローゼが頭で押し込みついに同点。これは綺麗なゴールだった。日本―ブラジルでブラジルが一点目を決めたゴールと同じ展開で美しい。
同点とされたアルゼンチンはここにきて消極的な交代が裏目に出る。リケルメ、クレスポが居ないため、攻撃の起点がなくなってしまい、苦しい展開。ドイツはノイヴィルを入れ、勝利に向かうも決めきれない。結局このまま1−1で後半終了、延長戦へ。
延長戦では、アルゼンチンはカンビアッソをトップ下に置き、テベス、ロドリゲスを左右から走らせ果敢に攻める。
ドイツはバラックが負傷?のためか足を引きずっていたが交代できず、攻撃に厚みがでない。アルゼンチンに押し込まれるが最後まで集中していた。
アルゼンチンはここで、メッシ、サビオラなどを投入できていたらこの試合を決めることができただろう。後半でGKの負傷交代で交代枠が減ってしまったことが本当に悔やまれる。
結局、延長戦では決めきれず、PK戦へともつれ込んだ。
ドイツは4人が落ち着いて決めるも、アルゼンチンは二人目のアジャラがレーマンに読まれ失敗、四人目のカンビアッソもレーマンに阻まれドイツの勝利が決まった。
強豪同士の素晴らしい試合となった。特に一点先制されてからのドイツの采配を含めた攻撃は見ていて気持ちの良いものだった。
アルゼンチンはこれまで守りきって逃げ切るというスタイルではなかったのに、この試合では消極的な采配に終始してしまい、追いつかれてからが苦しくなってしまった。攻撃には豊富なタレントがそろっているだけに、それらを使うことなくPKで敗れ去ってしまったのは残念としか言い様が無い。ペケルマンをもってしてもW杯のプレッシャー、雰囲気に飲まれてしまったのだろうか?
ドイツは地の利があるだけでなく、一戦ごとにチームとして纏まっているように思える。クリンスマンの采配も理にかなったもので、意図がわかりやすく、経験の少ないとはいえ、どこぞ素人監督とは大違いだ。バラックの状態は心配だが、この勢いがあれば優勝もあるかもしれない。
result
ドイツ 1 – 1 アルゼンチン
PK 4 – 2
2006年06月28日
ブラジル−ガーナ
未だに本調子でないブラジル相手にアフリカの星、ガーナがどこまでやれるか。、注目の一戦。
ガーナはブラジル相手にDFラインを高く保ち、中盤をコンパクトにする作戦。たいていのチームはこれをやろうとするが、ブラジルのパス回しからの裏へのパスを通されるため徐々にラインが下がってしまう。(例:日本)ブラジル相手では、ラインを下げればバイタルエリアが空き、そこでボールを持たれてすき放題やられる(例:日本)のでこれは一種の賭けのようなものだ。
前半そうそうにロナウドが1.5列目辺りからキレイに飛び出し、完全にGKと1対1になり、あっさりかわして先制。あっさりと賭けに負けてしまった。しかし、ガーナのすごいところはアレだけ完璧に裏を取られたのにDFラインを高く保ち続けたことだ。これぞ勇気ある戦いだ。
ガーナのほうはアフリカのブラジルといわれるだけあり、ゆっくりとしたパス回しからゴール前のダイレクトショートパスで繋ぎ、ゴールを狙う。しかし、最後でボールを持ちすぎてしまったり、シュートの精度を欠き得点できず。CKから完全フリーでのヘッドがあったが、GKジダの足に当たり決定的なチャンスを逃すと、ブラジルにカウンターをくらい、カフーのクロスをアドリアーノが押し込み2−0に。
しかし、あえて言わせてもらうが、このカフーからのクロスのときアドリアーノはオフサイドだった。何故、見逃してしまったのかは分からないが、これをオフサイドとして取ってくれていたら展開は変わっただろう。
後半も、ガーナが押し込み、前半同様シュートを放つがどうにも精度を欠いてしまう。特にギャンのシュートはいまいち。チャンスがあるだけに非常にじれったい。
ブラジルは押し込まれるが、アドリアーノを下げジュニーノ・ベルナンブカーノを入れ、ボランチを3人にして、バイタルエリアでの守備を強化し、きっちり守りに入る。
ガーナは押しているのに点が取れない嫌な展開。ともった矢先にまたしてもリカルジーニョに裏を取られ駄目押しの3点目を取られてしまった。
ここで、ガーナの挑戦に幕が下りた。
ブラジルはこの試合でも本調子でないことを見せてしまったが、それでも一瞬のチャンスを確実に決めてしまうところが王者を王者たらしめている。ホントに決勝だけを見ているのだろうか?ロウナウジーニョが輝きを見せるのはいつなのか、また、その試合を是非見てみたい。
ガーナは3失点してしまったが、戦術のコンセプトは明快で、裏を取られても高く保ち続けるDFラインには戦う勇気を見せてもらった。ブラジル相手であればこれぐらいの潔さが必要なのかもしれない。また、強力な中盤を抑える為の一つの方法であることは間違いないのだから。また、攻撃にも自分たちのスタイルが確立されており、後はフィニッシュの精度―これがブラジルとは決定的に違うのだが―が足りなかったのが0点に終わった原因だろう。
アドリアーノのオフサイドがちゃんと取られていたらこの試合はどうなっていたのか分からないと感じさせるほどガーナは良く戦った。心から拍手を送りたい。
result
ブラジル 3 – 0 ガーナ
ガーナはブラジル相手にDFラインを高く保ち、中盤をコンパクトにする作戦。たいていのチームはこれをやろうとするが、ブラジルのパス回しからの裏へのパスを通されるため徐々にラインが下がってしまう。(例:日本)ブラジル相手では、ラインを下げればバイタルエリアが空き、そこでボールを持たれてすき放題やられる(例:日本)のでこれは一種の賭けのようなものだ。
前半そうそうにロナウドが1.5列目辺りからキレイに飛び出し、完全にGKと1対1になり、あっさりかわして先制。あっさりと賭けに負けてしまった。しかし、ガーナのすごいところはアレだけ完璧に裏を取られたのにDFラインを高く保ち続けたことだ。これぞ勇気ある戦いだ。
ガーナのほうはアフリカのブラジルといわれるだけあり、ゆっくりとしたパス回しからゴール前のダイレクトショートパスで繋ぎ、ゴールを狙う。しかし、最後でボールを持ちすぎてしまったり、シュートの精度を欠き得点できず。CKから完全フリーでのヘッドがあったが、GKジダの足に当たり決定的なチャンスを逃すと、ブラジルにカウンターをくらい、カフーのクロスをアドリアーノが押し込み2−0に。
しかし、あえて言わせてもらうが、このカフーからのクロスのときアドリアーノはオフサイドだった。何故、見逃してしまったのかは分からないが、これをオフサイドとして取ってくれていたら展開は変わっただろう。
後半も、ガーナが押し込み、前半同様シュートを放つがどうにも精度を欠いてしまう。特にギャンのシュートはいまいち。チャンスがあるだけに非常にじれったい。
ブラジルは押し込まれるが、アドリアーノを下げジュニーノ・ベルナンブカーノを入れ、ボランチを3人にして、バイタルエリアでの守備を強化し、きっちり守りに入る。
ガーナは押しているのに点が取れない嫌な展開。ともった矢先にまたしてもリカルジーニョに裏を取られ駄目押しの3点目を取られてしまった。
ここで、ガーナの挑戦に幕が下りた。
ブラジルはこの試合でも本調子でないことを見せてしまったが、それでも一瞬のチャンスを確実に決めてしまうところが王者を王者たらしめている。ホントに決勝だけを見ているのだろうか?ロウナウジーニョが輝きを見せるのはいつなのか、また、その試合を是非見てみたい。
ガーナは3失点してしまったが、戦術のコンセプトは明快で、裏を取られても高く保ち続けるDFラインには戦う勇気を見せてもらった。ブラジル相手であればこれぐらいの潔さが必要なのかもしれない。また、強力な中盤を抑える為の一つの方法であることは間違いないのだから。また、攻撃にも自分たちのスタイルが確立されており、後はフィニッシュの精度―これがブラジルとは決定的に違うのだが―が足りなかったのが0点に終わった原因だろう。
アドリアーノのオフサイドがちゃんと取られていたらこの試合はどうなっていたのか分からないと感じさせるほどガーナは良く戦った。心から拍手を送りたい。
result
ブラジル 3 – 0 ガーナ
2006年06月27日
スイス−ウクライナ
ウクライナは予選でスペインに惨敗した試合以来の観戦。建て直しは上手く行ってるのか?
スイスはこれまでの試合同様、ラインを高くして全体をコンパクトに保ち、中盤での早いプレスでボール奪い、サイドもしくはトップのフライに預ける戦術。
対するウクライナもラインを高く保ち中盤で激しいプレスをかける。守備に関して言えばお互いに非常に似た感じだが、ウクライナは奪ったらまずシェフチェンコを見ているのが違うところ。つまりウクライナは縦に早く出す、スイスは横に繋ぎながらフライに合わせるといった感じ。
この戦術のためお互いが高い位置を保ち、コンパクトな中盤でプレスを掛け合うというまさにモダンサッカーを展開した。
前半こそお互いに決定的なチャンスがあったが、どちらも決めきれず、スコアレスドロー。
後半もお互いの守備があまりにもしっかりしているため膠着状態が続き、そのまま試合は延長へ。
延長でもお互いに決めきれず、結局PKとなってしまった。
ウクライナは最初のシェフチェンコが止められた時はやばいと思ったが、スイスも最初を失敗し、その後も連続で失敗。ウクライナは建て直し続けて決めて勝負あり。
激闘の末にウクライナが勝利を得た。
なんと言ってもこの試合はお互いの組織された守備の応酬が最大の見ものだった。珍しく審判があまり笛を吹かなかったこともあり、試合が止まることが少なく、体を張った守備でもプレーオンとなり、見ているほうとしては非常に緊張感のある面白い試合だった。
ウクライナはDFにMF登録の選手を二人も使っていたがちゃんと守備が出来ていたのは素晴らしい。
スイスのサッカーは地味だが、とても組織されていて、それで居て攻撃に関してはそれなりにアイデアがあってとなかなか無いスタイル。2008年の欧州選手権が楽しみだ。
攻撃に関しては両チームとも今一歩という感じがする。スイスには自分で突破できるFWがいないし、ウクライナはシェフチェンコがいるが、そこに決定的なパスを出せるMFがいない。この点を改善できたら更なるレベルアップになると思う。
ウクライナは次はイタリアと対戦。カウンターが特徴なのに、スイス、イタリアと守備をまず考えるチームに続けて当るとはついてない。イタリア戦はどうなるだろう?
スイスはこれまでの試合同様、ラインを高くして全体をコンパクトに保ち、中盤での早いプレスでボール奪い、サイドもしくはトップのフライに預ける戦術。
対するウクライナもラインを高く保ち中盤で激しいプレスをかける。守備に関して言えばお互いに非常に似た感じだが、ウクライナは奪ったらまずシェフチェンコを見ているのが違うところ。つまりウクライナは縦に早く出す、スイスは横に繋ぎながらフライに合わせるといった感じ。
この戦術のためお互いが高い位置を保ち、コンパクトな中盤でプレスを掛け合うというまさにモダンサッカーを展開した。
前半こそお互いに決定的なチャンスがあったが、どちらも決めきれず、スコアレスドロー。
後半もお互いの守備があまりにもしっかりしているため膠着状態が続き、そのまま試合は延長へ。
延長でもお互いに決めきれず、結局PKとなってしまった。
ウクライナは最初のシェフチェンコが止められた時はやばいと思ったが、スイスも最初を失敗し、その後も連続で失敗。ウクライナは建て直し続けて決めて勝負あり。
激闘の末にウクライナが勝利を得た。
なんと言ってもこの試合はお互いの組織された守備の応酬が最大の見ものだった。珍しく審判があまり笛を吹かなかったこともあり、試合が止まることが少なく、体を張った守備でもプレーオンとなり、見ているほうとしては非常に緊張感のある面白い試合だった。
ウクライナはDFにMF登録の選手を二人も使っていたがちゃんと守備が出来ていたのは素晴らしい。
スイスのサッカーは地味だが、とても組織されていて、それで居て攻撃に関してはそれなりにアイデアがあってとなかなか無いスタイル。2008年の欧州選手権が楽しみだ。
攻撃に関しては両チームとも今一歩という感じがする。スイスには自分で突破できるFWがいないし、ウクライナはシェフチェンコがいるが、そこに決定的なパスを出せるMFがいない。この点を改善できたら更なるレベルアップになると思う。
ウクライナは次はイタリアと対戦。カウンターが特徴なのに、スイス、イタリアと守備をまず考えるチームに続けて当るとはついてない。イタリア戦はどうなるだろう?
2006年06月26日
寝てしまった…
昨日は飲みに行ったのもあって、イングランド−エクアドル戦はキックオフから意識が薄れ、気が付いた時は後半20分。
というわけでいつもの戦評は無しです。
簡単な感想は、イングランドはこのワールドカップでは面白くない試合をしているなって思う。
ベッカムのフリーキックから点を取るのは良いが、試合の組み立てはきっちりしてなくてなんか慌ててる感じがしてどうも面白くない。
次はポルトガル戦。ポルトガルはデコを出場停止で苦しい戦いになるだろう。イングランドにはスカッとする試合をして欲しいものだ。
さて、例の協会の会長?の失言だが、アレは意図的なものなんじゃないかという疑惑が所々で見られる。
確かにあの発言以降、このワールドカップでの日本敗退の解析、反省、責任などについての話が全く聞かれなくなってしまった。まんまとメディアは踊らされたようだ。
こんなことで良いのだろうか?協会は日本を強くしたくないのか?不信感は募るばかり。
↓この件について参考になります。
昨日の風はどんなのだっけ? 「川淵キャプテンは辞任すべきである」
というわけでいつもの戦評は無しです。
簡単な感想は、イングランドはこのワールドカップでは面白くない試合をしているなって思う。
ベッカムのフリーキックから点を取るのは良いが、試合の組み立てはきっちりしてなくてなんか慌ててる感じがしてどうも面白くない。
次はポルトガル戦。ポルトガルはデコを出場停止で苦しい戦いになるだろう。イングランドにはスカッとする試合をして欲しいものだ。
さて、例の協会の会長?の失言だが、アレは意図的なものなんじゃないかという疑惑が所々で見られる。
確かにあの発言以降、このワールドカップでの日本敗退の解析、反省、責任などについての話が全く聞かれなくなってしまった。まんまとメディアは踊らされたようだ。
こんなことで良いのだろうか?協会は日本を強くしたくないのか?不信感は募るばかり。
↓この件について参考になります。
昨日の風はどんなのだっけ? 「川淵キャプテンは辞任すべきである」


